


新藤兼人賞
日本映画の独立プロによって組織される日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが
その年度で最も優れた新人監督を選びます。完成度や将来性のみならず、
「この監督と組んで仕事をしてみたい」 「今後この監督に映画を作らせてみたい」
というプロデューサーの観点を含む日本で唯一の新人監督賞です。
本年30年目を迎える本賞は「新人監督たちを発掘、評価し、
今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから1996年に
「最優秀新人監督賞」として始まり、2000年より“日本のインディペンデント映画の先駆者”である
新藤兼人監督の名前をいただき現在の名称となりました。
受賞者には新藤監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞として
金賞には賞金50万円並びにUDCast賞※、銀賞には25万円を贈呈いたします。
(2025年度は215作品が選考対象となりました)
※ UDCast賞:Palabra株式会社より、金賞受賞作のバリアフリー版制作及びUDCastを提供。
受賞作がバリアフリー化されている場合は、金賞受賞監督の次回作に提供。
プロデューサー賞
“優秀な作品の完成に貢献を果たしたプロデューサーや企画者″の功績を称えることで
映画製作者への刺激を与え、日本映画界の活性化に繋げたいという願いから
2005年に創設されたプロデューサー賞は本年21回目を迎えます。
受賞者には、正賞のクリスタルトロフィーと、副賞として賞金50万円を贈呈します。
対象作品選考規定
【金賞・銀賞】
・前年12月〜本年11月公開の劇場用実写長編映画(60分以上)
・監督がデビュー(劇場公開長編実写映画)から3作品目以内であること
(アニメ、及びオムニバス作品の一編は作品数にカウントしない)
※公開とは有料で劇場及びホールで1週間以上有料上映された事を意味する。
※オムニバス映画の一編を監督した場合は作品数に含まない。
※アニメーションは作品数に含まない。
【プロデューサー賞】
・前年12月〜本年11月公開の劇場用実写長編映画(60分以上)
2025年度
審査委員会
金賞・銀賞
協会所属の現役プロデューサーで構成される審査委員会にて討議を重ね、金賞、銀賞の受賞者を決定。
審査委員長

関 友彦
SEKI Tomohiko
コギトワークス
学生時代イギリスで自主短編映画を制作したことをきっかけに、2000年帰国後フリーランスの制作として多くの邦画や合作映画の現場に参加。’08年コギトワークスを設立。’24年《新藤兼人賞プロデューサー賞》受賞。
主な制作部作品に、TVドラマ「私立探偵濱マイク」(’02/NTV)、『KILL BILL』(’03/Quentin Tarantino監督)、『Lost in Translation』(’04/Sofia Coppola監督)、『海猿』(’04/羽住英一郎監督)、『いつか読書する日』(’05/緒方明監督)、『蟲師』(’07/大友克洋監督)、『INCEPTION』(’10/Christopher Nolan監督)など多数。
主なプロデュース作品に、『人数の町』(’20/荒木伸二監督)、『逃げきれた夢』(’23/二ノ宮隆太郎監督)、『あんのこと』(’24/入江悠監督)、『箱男』(’24/石井岳龍監督)、『BAUS 映画から船出した映画館』(’25/甫木元空監督)、『風のマジム』(’25/芳賀薫監督)などがある。
審査委員

遠藤 日登思
ストライクゾーン
株式会社アミューズ映像企画製作部・プロデューサー を経て2024年8月 株式会社ストライクゾーンを設立、同社代表。
主なプロデュース作品に『アヒルと鴨のコインロッカー』(’07/中村義洋監督)、『マリと子犬の物語』(’07/猪股隆一監督)、 『フィッシュストーリー』(’09/中村義洋監督)、『ゴールデンスランバー』(’10/中村義洋監督)、『永遠のO』(’13/山崎貴監督)、『真夜中の五分前』(’14/行定勲監督/日中共同製作) 、『映画 深夜食堂』(’15/松岡錠司監督)、『岸辺の旅』(’15/黒沢清監督/第68回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞) 、『俳優・亀岡拓次』(’16/横浜聡子監督)、『太陽』(’16/入江悠監督 )、『続・深夜食堂』(’16松岡錠司監督)、『ミッドナイト・バス』(’18/竹下昌男監督)、『ギャングース』(’18/入江悠 監督)、『五億円のじんせい』(’19/文晟豪監督)、『アイネクライネナハトムジーク』(’19/今泉力哉監督)、『街の上で』(’21/今泉力哉監督)、『月の満ち欠け』(’22/廣木隆一監督)、『バカ塗りの娘』(’23/鶴岡慧子監督)、『ブルーボーイ事件』(’25/飯塚花笑監督)などがある。

深瀬 和美
クロックワークス
映画パブリシティ会社を経て2002年に株式会社クロックワークスに入社。宣伝プロデューサーとして洋画・邦画の宣伝に携わりながら2007年『アフタースクール』(内田けんじ監督)で初めてアソシエイトプロデューサーとして邦画製作に参加。『鍵泥棒のメソッド』(12年/内田けんじ監督)でプロデューサーデビュー。以降宣伝プロデューサーを兼ねて作品の製作に携わる。主なフィルモグラフィは『先生と迷い猫』(15年/深川栄洋監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16年/中野量太監督)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年/白石和彌監督)、『ねことじいちゃん』(19年/岩合光昭監督)、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』(19年/小林聖太郎監督)、『決戦は日曜日』(22年/坂下雄一郎監督)、『死刑にいたる病』(22年/白石和彌監督)、『悪い夏』(25年/城定秀夫監督)、『ミーツ・ザ・ワールド』(25年/松居大悟監督)、『金髪』(25年/坂下雄一郎監督)がある。

三宅 はるえ
K2 Pictures
『LOVE MY LIFE』(06年/川野浩司監督)以降映画プロデュースを手掛ける。主なフィルモグラフィに『イン・ザ・ヒーロー』('14/武正晴監督)、『at Homeアットホーム』('15/蝶野博監督)、『世界は今日から君のもの』('17/尾崎将也監督)、『KOKORO』('17/ヴァンニャ・ダルカンタラ監督)、『あの日のオルガン』('19/平松恵美子監督)、『王様になれ』('19/ オクイシュージ監督)、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』('19/平山秀幸監督)、『アイヌモシリ』('20/福永壮志監督)、『ホムンクルス』('21/清水崇監督)、『牛首村』('22/清水崇監督)、『世界の終わりから』('23/紀里谷和明監督)、『山女』(’23/福永壮志監督)、NETFLIX「地面師たち」(’24/大根仁監督)などがある。最新作はNETFLIX「ダウンタイム」(’26予定/Yuki Saito監督)。
プロデューサー賞
協会加盟社からの推薦を募り、理事で構成される選考委員会にて受賞者を決定。
第30回 授賞式
2025年度「新藤兼人賞」
日 時:2025年 12月 5日(金) 12:00〜14:00
会 場:如水会館 2Fスターホール
(千代田区一ツ橋 2-1-1 tel:03-3261-1101)
主 催:協同組合 日本映画製作者協会
特別協賛:東京テアトル株式会社
協 賛:松竹株式会社
東宝株式会社
東映株式会社
株式会社KADOKAWA
日本映画放送株式会社
株式会社WOWOW
日活株式会社
株式会社ファンテック
Palabra株式会社



