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新藤兼人賞とは
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新藤兼人賞

日本映画の独立プロによって組織される日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが

その年度で最も優れた新人監督を選びます。完成度や将来性のみならず、

「この監督と組んで仕事をしてみたい」 「今後この監督に映画を作らせてみたい」

というプロデューサーの観点を含む日本で唯一の新人監督賞です。

本年30年目を迎える本賞は「新人監督たちを発掘、評価し、

今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから1996年に

「最優秀新人監督賞」として始まり、2000年より“日本のインディペンデント映画の先駆者”である

新藤兼人監督の名前をいただき現在の名称となりました。

受賞者には新藤監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞として

金賞には賞金50万円並びにUDCast賞※、銀賞には25万円を贈呈いたします。

(2025年度は215作品が選考対象となりました)

※ UDCast賞:Palabra株式会社より、金賞受賞作のバリアフリー版制作及びUDCastを提供。

受賞作がバリアフリー化されている場合は、金賞受賞監督の次回作に提供。

プロデューサー賞

“優秀な作品の完成に貢献を果たしたプロデューサーや企画者″の功績を称えることで

映画製作者への刺激を与え、日本映画界の活性化に繋げたいという願いから

2005年に創設されたプロデューサー賞は本年21回目を迎えます。

受賞者には、正賞のクリスタルトロフィーと、副賞として賞金50万円を贈呈します。

対象作品選考規定

​【金賞・銀賞】

・前年12月〜本年11月公開の劇場用実写長編映画(60分以上)

・監督がデビュー(劇場公開長編実写映画)から3作品目以内であること

  (アニメ、及びオムニバス作品の一編は作品数にカウントしない)

※公開とは有料で劇場及びホールで1週間以上有料上映された事を意味する。
※オムニバス映画の一編を監督した場合は作品数に含まない。
※アニメーションは作品数に含まない。

​【プロデューサー賞】

・前年12月〜本年11月公開の劇場用実写長編映画(60分以上)

第31回(2026年度)より、時代の要請に応じ、日本映画界の発展に寄与すべく、選考基準を改定いたします。

2025年度 

審査委員会

金賞・銀賞

協会所属の現役プロデューサーで構成される審査委員会にて討議を重ね、金賞、銀賞の受賞者を決定。

 審査委員長

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関 友彦

SEKI Tomohiko

​コギトワークス

学生時代イギリスで自主短編映画を制作したことをきっかけに、2000年帰国後フリーランスの制作として多くの邦画や合作映画の現場に参加。’08年コギトワークスを設立。’24年《新藤兼人賞プロデューサー賞》受賞。

 主な制作部作品に、TVドラマ「私立探偵濱マイク」(’02/NTV)、『KILL BILL』(’03/Quentin Tarantino監督)、『Lost in Translation』(’04/Sofia Coppola監督)、『海猿』(’04/羽住英一郎監督)、『いつか読書する日』(’05/緒方明監督)、『蟲師』(’07/大友克洋監督)、『INCEPTION』(’10/Christopher Nolan監督)など多数。

主なプロデュース作品に、『人数の町』(’20/荒木伸二監督)、『逃げきれた夢』(’23/二ノ宮隆太郎監督)、『あんのこと』(’24/入江悠監督)、『箱男』(’24/石井岳龍監督)、『BAUS 映画から船出した映画館』(’25/甫木元空監督)、『風のマジム』(’25/芳賀薫監督)などがある。

 審査委員

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ENDO Hitoshi

遠藤 日登思

ストライクゾーン

株式会社アミューズ映像企画製作部・プロデューサー を経て2024年8月 株式会社ストライクゾーンを設立、同社代表。

主なプロデュース作品に『アヒルと鴨のコインロッカー』(’07/中村義洋監督)、『マリと子犬の物語』(’07/猪股隆一監督)、 『フィッシュストーリー』(’09/中村義洋監督)、『ゴールデンスランバー』(’10/中村義洋監督)、『永遠のO』(’13/山崎貴監督)、『真夜中の五分前』(’14/行定勲監督/日中共同製作)、『映画 深夜食堂』(’15/松岡錠司監督)、『岸辺の旅』(’15/黒沢清監督/第68回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞)、『俳優・亀岡拓次』(’16/横浜聡子監督)、『太陽』(’16/入江悠監督)、『続・深夜食堂』(’16/松岡錠司監督)、『ミッドナイト・バス』(’18/竹下昌男監督)、『ギャングース』(’18/入江悠 監督)、『五億円のじんせい』(’19/文晟豪監督)、『アイネクライネナハトムジーク』(’19/今泉力哉監督)、『街の上で』(’21/今泉力哉監督)、『月の満ち欠け』(’22/廣木隆一監督)、『バカ塗りの娘』(’23/鶴岡慧子監督)、『ブルーボーイ事件』(’25/飯塚花笑監督)などがある。

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FUKASE Kazumi

深瀬 和美

クロックワークス

 映画パブリシティ会社を経て2002年に株式会社クロックワークスに入社。宣伝プロデューサーとして洋画・邦画の宣伝に携わりながら2007年『アフタースクール』(内田けんじ監督)で初めてアソシエイトプロデューサーとして邦画製作に参加。『鍵泥棒のメソッド』('12/内田けんじ監督)でプロデューサーデビュー。以降宣伝プロデューサーを兼ねて作品の製作に携わる。主なフィルモグラフィは『先生と迷い猫』('15/深川栄洋監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』('16/中野量太監督)、『彼女がその名を知らない鳥たち』('17/白石和彌監督)、『ねことじいちゃん』('19/岩合光昭監督)、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』('19/小林聖太郎監督)、『決戦は日曜日』('22/坂下雄一郎監督)、『死刑にいたる病』('22/白石和彌監督)、『悪い夏』('25/城定秀夫監督)、『ミーツ・ザ・ワールド』('25/松居大悟監督)、『金髪』('25/坂下雄一郎監督)がある。

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MIYAKE Harue

三宅 はるえ

K2 Pictures

『LOVE MY LIFE』(06年/川野浩司監督)以降映画プロデュースを手掛ける。主なフィルモグラフィに『イン・ザ・ヒーロー』('14/武正晴監督)、『at Homeアットホーム』('15/蝶野博監督)、『世界は今日から君のもの』('17/尾崎将也監督)、『KOKORO』('17/ヴァンニャ・ダルカンタラ監督)、『あの日のオルガン』('19/平松恵美子監督)、『王様になれ』('19/ オクイシュージ監督)、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』('19/平山秀幸監督)、『アイヌモシリ』('20/福永壮志監督)、『ホムンクルス』('21/清水崇監督)、『牛首村』('22/清水崇監督)、『世界の終わりから』('23/紀里谷和明監督)、『山女』(’23/福永壮志監督)、NETFLIX「地面師たち」(’24/大根仁監督)などがある。最新作はNETFLIX「ダウンタイム」(’26予定/Yuki Saito監督)。

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YOSHIMURA Tomomi

吉村 知己

ヨアケ

1998年に新卒で株式会社ギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ株式会社)に入社し宣伝部に配属。2005年宣伝部長に就任。2009年に独立し株式会社ヨアケを設立。“映画の夜明けに全力で貢献する”ことをモットーに、日本映画の企画製作と宣伝プロデュース業務の双方に携わる。主な企画プロデュース作品に『日日是好日』(’18)、『星の子』(’20)、『都会のトム&ソーヤ』(’21)、『湖の女たち』(’24)、『おーい、応為』(’25)など。

プロデューサー賞

協会加盟社からの推薦を募り、理事で構成される選考委員会にて受賞者を決定。

第30回 授賞式

2025年度「新藤兼人賞」

日  時:2025年 12月 5日(金)  12:00〜14:00

会  場:如水会館 2Fスターホール

(千代田区一ツ橋 2-1-1 tel:03-3261-1101)

主  催:協同組合 日本映画製作者協会

特別協賛:東京テアトル株式会社

協  賛:松竹株式会社

東宝株式会社

東映株式会社

株式会社KADOKAWA

日本映画放送株式会社

株式会社WOWOW

日活株式会社

株式会社ファンテック

Palabra株式会社

株式会社U-NEXT

Netflix

Prime Video

日本テレビ放送網株式会社

株式会社テレビ朝日

株式会社TBSテレビ

株式会社テレビ東京

株式会社フジテレビジョン

後  援:文化庁

株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス

最終ノミネート作品

2025年度 

最終選考監督/作品

新人監督作品215作品の中から監督13名(13作品)が最終選考監督に選ばれました

受賞者は11月25日(火)に発表いたします

(敬称略/劇場公開順)

川島 直人  『Welcome Back』
草場 尚也  『雪子 a.k.a.』
岡田 詩歌  『恋脳Experiment』
甫木元 空  『BAUS 映画から船出した映画館』
五百旗頭 幸男『能登デモクラシー』
宮坂 一輝  『温帯の君へ』
早川 千絵  『ルノワール』
山元 環   『この夏の星を見る』
柳 明日菜  『レイニーブルー』
板橋 知也  『ひみつきちのつくりかた』
谷口 慈彦  『嬉々な生活』
奥山 由之  『秒速5センチメートル』
団塚 唯我  『見はらし世代』

上記13名の監督にNetflixへの企画・提案の機会が付与されます

詳細は授賞式当日に発表致します

受賞者には、正賞として故・新藤兼人監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞として、
金賞には賞金50万円ならびにUDCast賞(※1)、銀賞には賞金25万円を贈呈します。

※1 UDCast賞:Palabra株式会社より、

金賞受賞作のバリアフリー版制作及びUDCastを提供。

受賞作がバリアフリー化されている場合は、金賞受賞監督の次回作に提供。

2025年度 

受賞結果

金 賞

団塚 唯我  監督 

Danzuka Yuiga

『見はらし世代』

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銀 賞

板橋 知也  監督 

Itabashi Tomoya

『ひみつきちのつくりかた』

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プロデューサー賞

松井 俊之  氏 

Matsui Toshiyuki

『この夏の星を見る』

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2025年度

新藤兼人賞 金賞

団塚 唯我

YUIGA DANZUKA

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『見はらし世代』 監督/脚本

1998年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部中退。映画美学校修了。在学中は万田邦敏や脚本家の宇治田隆史より教えを受ける。同校修了作品として制作した短編、『愛をたむけるよ』が、なら国際映画祭、札幌国際短編映画祭、TAMA NEW WAVE 等の映画祭で入選、受賞。2022年、〈ndjc:若手映画作家育成事業〉にて、短編『遠くへいきたいわ』を脚本・監督(制作:シグロ)、第36回高崎映画祭等に招待。初長編となる『見はらし世代』は第78回カンヌ国際映画祭〈監督週間〉に日本人史上最年少の26歳で選出された。

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【コメント】

こんにちは。

『見はらし世代』監督の団塚唯我と申します。(会場を見て)結構たくさんいますね。

今回初めて『見はらし世代』にまつわる国内の賞は初めてということで、何を話そうかなと思いながら、電車に乗ってたんですけど、去年の新藤賞のホームページ見てると、受賞者の方のコメントとかが載っていて、去年の金賞の山中さんのものを読んでたいら、プロデューサーさんがくれる賞ということでプロデューサーさんについての話をしてらっしゃって、これはいいと思ったので僕もプロデューサーそしてあの制作会社についての話を今日はしようかなと思います。

『見はらし世代』の前に僕はndjcという企画で、『遠くへいきたいわ』という短編を撮影しまして、それが今回『見はらし世代』を一緒に作ることになったシグロさんという会社と一緒に作った映画でした。

そのときはシグロの代表の山上徹二郎さんが代表プロデューサーで入ってらして、そのときの一緒に作った経験が、すごい良かったということで一緒にまた長編もやろうとなりました。

その『遠くへいきたいわ』のスタッフで入ってくださったのが、今回僕と一緒に作った、先ほど登壇していただいた山上賢治プロデューサーです。

今、お気づきの通りどちらも山上という名字で、この2人が親子なんですけど、今回『見はらし世代』という映画を作るときに、山上徹二郎さんと賢治さんに企画を持っていって、賢治さんと一緒に作ろう、となっていった中で、やっぱり企画にGOを出してくれたのは徹二郎さんでした。『見はらし世代』って簡単に言えばお父さんと子供のいざこざみたいな話なんですけど、それの台本書きながらもちろん自分の親とか自分が子供のときどうだったかとかについても考えつつ、賢治さんと徹二郎さんを見ながら、こうかな? と思いながら書く瞬間が結構多くて、ミーティングとかのときも、プロデューサーの賢治さんと代表の徹二郎さんで意見がね、違うときとか、なんかこういうのは結構たくさんあって。そんな中で一番いい答えは何だろうって

いうのは都度都度選択していくんですが、その度に2人を見ながら書いてた部分がどこかであるなと思っているんですね。僕と賢治さん2人で喋ってると、結構、お父さんのこと結構いじったりとか、全然こうしちゃう(いじっちゃう)感じの割に、賢治さんがお父さんに誕生日プレゼントを渡すところを実際に見たりとか、そういうのを見ながら、なんかいいなというか、家族の映画を作る上でそういう瞬間を見ながら、作ってたなと思います。この間、カンヌで上映したときに、上映後に川喜多財団の坂野さんが、僕にカンヌでの徹二郎さんと賢治さんのツーショット写真を送ってくれて。「これよかったら山上さんに送ってください」って言ってくださったので僕が徹二郎さんにLINEで送ったら、なんか、全然カンヌ決まったときよりも喜んでて。「普段は賢は一緒に写真撮りたがらないのに、こんな写真撮ってくれて嬉しい」と返事がきたので「これ坂野さんから送られてきました」って返したら、「坂野さんだから気遣ったのかな」と、返ってきて。「全然そんなことないと思いますよ」って徹二郎さんに返事したら、「やっぱり嬉しいな」って。なんかカンヌ行って良かったなーと思いました。

そうですね、こうやって言ったのは笑い話でもありつつ、やっぱりプロデューサーと誰とやるかによって、どの制作会社と作るかによって映画の形って変わっていくんだなということを感じながら作った映画の製作期間でした。これ、今多分いっぱいいるんですよね、プロデューサーさんの人がね。

やっぱり誰と一緒に作るかによって、どういう映画になるかっていうのは、変わっていくということを強く強く実感した映画でしたので、これからどういった人たちと一緒に作るかわからないですし、それは本当にまだわからないことが大きいんですけど、やっぱりこの人たちとやったからこういう映画になったという、映画を作り続けられるようにこれからも頑張っていきたいと思っております。

この度はこういった、素敵な賞をいただき本当にありがとうございました。

見はらし世代

劇場公開日:2025年10月10日

監督・脚本:団塚唯我

企画・製作:山上徹二郎 製作:本間憲、金子幸輔、長峰憲司

プロデューサー:山上賢治

アソシエイトプロデューサー:鈴木俊明、菊地陽介 撮影:古屋幸一 照明:秋山恵二郎、平谷里紗 音響:岩﨑敢志 編集:真島宇一 美術:野々垣聡 スタイリスト:小坂茉由 ヘアメイク:菅原美和子、河本花葉 助監督:副島正寛 制作担当:井上純平音楽:寺西涼 宣伝美術:藤田裕美 出演:黒崎煌代、遠藤憲一、井川遥、木竜麻生、菊池亜希子、

中村蒼、中山慎悟、吉岡睦雄、蘇鈺淳、服部樹咲、石田莉子、荒生凛太郎

制作プロダクション・配給:シグロ

配給協力:インターフィルム、レプロエンタテインメント

〔2025年/日本/115分/カラ-/ビスタ(2:1)/5.1ch〕©2025シグロ/レプロエンタテインメント

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再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年、蓮。 ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。 姉・恵美にそのことを話すが、 恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。 父は疎遠になっていたのだ。 悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、 彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。 母を失って以来、 姉弟と変わりゆく街並みを見つめながら、 家族にとって、 最後の一夜が始まる――

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最新受賞結果
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2025年度

新藤兼人賞 銀賞

板橋 知也

TOMOYA ITABASHI

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『ひみつきちのつくりかた』

監督/脚本/撮影/編集

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1994年8月2日 東京生まれ。学生時代は油絵を学び、数々の賞を受賞。大学時代、短編映画を撮り始め映像の世界へ。

現在はCM/MVの編集・ディレクターとして働きながら、映画を制作・監督している。

監督、脚本、撮影、編集、音楽を担当した『ある母』で2020年 門真国際映画祭 優秀賞&最優秀脚本賞、第6回立川名画座通り映画祭グランプリ、2021年にはなかまぁるShort Film Festival 優秀賞を受賞。

2021年、東京国立博物館にて展示された映像作品『春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46:夏秋草図屏風(山下美月氏、久保史緒里氏)』では編集を担当。

MVの分野では日食なつこ氏の『エピゴウネ』で監督・撮影・編集を行い約140万回再生を記録(2025年11月現在)。

2025年、初長編映画『ひみつきちのつくりかた』を全国で劇場公開。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭においては観客賞を受賞した。

【コメント】

改めまして、『ひみつきちのつくりかた』という映画を監督させていただきました板橋知也と申します。

この度は大変名誉ある賞をいただき、協会の皆様、審査委員の皆様、本当に感謝申し上げます。

ちょっと製作者協会ということで、製作的な話をしたいかなと思うんですけれども、この企画はコロナ前から温めていたものでして、いろんなところに「こういうのを作りたいんですけど」みたいな感じでアピールしていました。

まだご覧になっていない方もいると思うんですけれども、50代の中年男性4人が主役で、友達が亡くなってしまって、それをきっかけに子どもの頃の夢だった“秘密基地”をみんなで作ろうぜ、という話なんですけれども、そういうプロットをいろんな方面に「どうですかね」と見せたときに、「どこがターゲットなんだ?」という言葉をいただいたりしました。

僕も「いや、そうですよね。どこがターゲットなんですかね、この映画は」という感じで、大きな社会的な課題があるようなテーマを大きく出している映画でもないので、どこに向けて作る映画なんだろうと薄々思いながら温めていました。

コロナ禍になりまして、暗いニュースが続く中で、自分の気持ちも嫌になってしまったというか、ちょっと暗くなってしまって、「明るくて楽しい映画を作りたいな」と思って、改めてその企画を掘り起こしました。「もうコロナなんて忘れるような楽しい作品を作りたいです」ということで企画提案しまして、プロデューサーさんを筆頭にスタッフの皆さん、キャストの皆さんが「確かにどこがターゲットの映画か分からないけれど、面白いものを作ろうよ」と言ってくださって、一緒に作った作品になります。

作ってから上映までかなり時間がかかってしまって、編集している中でも「これは誰に向けた映画なんだろう」と迷いながらやっていたところもあったんですけれども、いざ公開させていただいて、蓋を開けてみれば「すごく面白かったよ」と言ってくださる方が多くて、「6回、7回見ました」という方とか、すごくいろんな方に支持をいただいてですね、そのときは思わず「ほら見たことか」と思ってしまったんですけれども……すいません調子乗りすぎました。でも本当に、作ってよかったなと思いました。

本当にこの度は改めましてありがとうございました。

ひみつきちのつくりかた

劇場公開日:2025年8月1日

監督・脚本・撮影・編集:板橋知也
プロデューサー:恵水流生
録音:鈴木貴之
MA:鈴木貴之
ヘアメイク:香坂寛子
音楽:石川泰昭
ギター:青木健
スチール写真:赤金諒亮
制作担当:小雪
出演:廣末哲万、藤田健彦、佐藤貢三、もりたかお
製作会社:emir heart Inc.

配給:emir heart Inc.

〔2025年/日本/109分/カラー/スタンダード(1.33:1)/ステレオ〕©2025 emir heart Inc.

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50歳で亡くなった旧友の葬儀で再会した4人の中年男性が、少年時代に計画していた“ひみつきち作り”を実現しようと奮闘しつつ、自身の人生を振り返る姿を描く物語。

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最新受賞結果

《 2025年度

新藤兼人賞 金賞・銀賞 審査講評 》

〈 総評 〉

   審査委員長 関 友彦(コギトワークス)

本年度の審査対象作品数は215本に上りました。内訳は、ドキュメンタリー映画が52本、海外との合作・共同製作作品が13本でした。特に、海外との関わりを持つ新人監督作品がこれほど目立ったのは、はじめてのことのように思います。この傾向は、従来の成立の枠にとどまらない、日本映画の多様な可能性とその将来性への強い期待を示すものだと感じました。

最終選考作品は13作品となりました。金賞、銀賞の決定は比較的スムーズでしたが、最終選考作品の選考においては、「何処を線とするのか」という議論に最も時間を要しました。改めまして、13作品の監督並びに関わった全てのみなさまに、深く敬意を表しますとともに、心より祝辞を申し上げます。

以下に、最終選考作品を公開順に挙げさせていただきます。

川島直人監督『Welcome Back』

キャスト陣の素晴らしさと、それを捉える画の雄々しさに魅了される、非常に優れた作品でした。

草場尚也監督『雪子 a.k.a.』

観進めるうちに「ジワる」センスが積み上がり、子役を含む登場人物が丁寧に描かれていることから、監督の真摯な姿勢が伝わってきました。個人的にも大変高評価でした。

岡田詩歌監督『恋脳Experiment』

独創的な世界観とウィットに富んだ会話、そして音楽・MEの使い方が光る、監督の個性を強く感じさせる作品。キャスト陣の魅力も存分に味わえました。

甫木元空監督『BAUS 映画から船出した映画館』 

1927年の戦前から90年間の「人の生き様」という難題を、監督の映画センスによって軽快に描ききり、終盤の高揚感とラストカットの晴れやかさが、今年を代表する映画となりました。甫木元監督、おめでとうございます。

五百旗頭幸男監督『能登デモクラシー』 

本年度、最終選考作品の中で唯一のドキュメンタリー映画。監督の真っ当なジャーナリズム精神を、静かに、そして熱く感じられる非常に優れた作品でした。過去作同様、今後も五百旗頭監督の視線の先を見せていただきたいと強く願っております。

宮坂一輝監督『温帯の君へ』 
半径5メートルな内容ながら、等身大の登場人物を丁寧に描き、カット割りや編集のセンスも高く、大変心地の良い映画でした。

早川千絵監督『ルノワール』 
主人公の圧倒的な存在感と、それを捉える画の積み重ねが「意味」を成し、格調の高さを感じさせる作品でした。

山元環監督『この夏の星を見る』 

非常に質の高い映画で、登場人物たちの感情とともに胸が熱くなりました。「魅せる」ということを画と音の重なりにより描き切る手腕に感銘を受け、今後最も期待する監督の一人です。

柳明日菜監督『レイニー ブルー』 
監督であり主演である彼女自身の「いましか撮れない感」が唯一無二のパッションとして伝わる作品でした。

板橋知也監督『ひみつきちのつくりかた』 

「愛すべきおっさんたち」を存分に楽しめました。脚本、撮影、編集を監督自身が手掛けているからこそ描ける、身体的な距離感が作品にマッチした素晴らしい映画。審査委員の中でも一番ファンの多い作品でした。銀賞受賞おめでとうございます。

谷口慈彦監督『嬉々な生活』 
社会問題を捉えるのではなく、主人公を含めた「そこに存在している人間」を誠実に描いた作品。監督の人間との向き合いの優しさに惚れました。子どもを描く映画が多い本年の中でも、秀逸な映画だと強く思います。

奥山由之監督『秒速5センチメートル』 
アニメ映画の実写化をうまく成功させた稀有な作品の一つ。子役のお二人の愛くるしい佇まいが印象的でした。

団塚唯我監督『見はらし世代』 
スジや構成がしっかりしていながら、それを物語にせず、画で重ねてスジを形成していく静謐な手腕。街の変容と主人公の心の対比が秀逸でした。主人公の黒崎煌代さんの魅力も際立っており、満場一致で金賞受賞となりました。改めておめでとうございます。

最後に、来年度からの「選考対象基準」の見直しを行いました。近年益々対象作品数が増えていることは喜ばしいですが、自主上映等の増加に伴い、「商業映画」の定義、および「新藤兼人賞」の意義を踏まえた見直しとなりました。来年度も、また新たな才能の監督と出会えることに期待しております。

遠藤 日登思  (ストライクゾーン)

金賞『見はらし世代』、銀賞『ひみつきちのつくりかた』はじめ最終エントリーに選ばれた13作品の監督および全ての制作チームの皆さまに敬意を表しお祝い申し上げます。

本年初めて審査員として参加させていただきました。ジャンルも制作規模もバラバラな215本の多様な作品を選考することは想像以上に難しく、何を基準にすべきか悩みました。結局は映画を観ながら感じた独創性の高さ、作り手の熱量、更に「早く次の作品が観たい」と思った監督の作品を推させていただきました。中には僅差で惜しくも最終に残せなかった作品もいくつかありましたことご容赦ください。団塚唯我監督による金賞『見はらし世代』は繰り返し映し出される渋谷の風景が印象的でした。誰が言ったか忘れましたが“その時代の街を記録するのも映画の使命である”という言葉を体現したような作品でした。銀賞『ひみつきちのつくりかた』は板橋知也監督の巧みな演出によるオジサンたちのアンサンブルがとにかく楽しい映画でした。コメディセンスの光る板橋演出の次回作を早く観たいです。他にも『恋脳Experiment』岡田詩歌監督の独創性とインパクト、『温帯の君へ』宮坂一輝監督の繊細で緻密な演出等々あげればキリがありませんが、皆さんが次にどんな作品を作られるのか気にせずにはいられません。今回の選考結果が皆さんの映画作りの一助になれればと願っています。

三宅 はるえ(K2 Pictures)

本年度の選考対象215作品の中から選ばれた最終選考作品13本の監督とチームの皆さまに、心より敬意を表し、お祝い申し上げます。

金賞の団塚唯我監督『見はらし世代』は、些細な日常を驚くほどミニマルに描きながら、ラストには豊かな余韻がそっと胸に残る作品でした。若者らしいセンスと硬質なトーンのバランス、予想外の展開を含んだ構成力にも心から拍手を送りたいです。

銀賞の板橋知也監督『ひみつきちのつくりかた』は、偶然飛び込んだ定食屋で涙が出るほど美味しいごはんに出会ったくらいの衝撃でした。脚本、会話劇の掛け合い、編集リズム、オープニングとエンディングを飾るギターロック、キャスティングの妙…観終わったあと、早く誰かと映画談義を交わしたくなる、そんな作品でした。

最終選考作品のうち、唯一のドキュメンタリー五百旗頭幸男監督『能登デモクラシー』は、選び取る題材の鋭さ、時に皮肉がおかしみすら生む構成に加え、監督自身がドキュメンタリーを通して伝える力を信じる熱量が全編から伝わってきました。また、フィクション作品のうち岡田詩歌監督『恋脳Experiment』は、軽やかなウィットとリアリティのある台詞、監督の意思が宿るカット割り、随所に溢れるオリジナリティが魅力的で、新しい発見が嬉しかったです。

今年は、最終選考作品に出演する俳優陣の輝きも強く印象に残りました。新人監督の才能を掬い取る一助として審査を務める中で、彼らと積極的に組むスタッフやキャストの新星たちも見出し伝えられることが、新藤兼人賞の意義だと改めて感じました。

すべての監督の次回作がさらに羽ばたくことを、心から願っております。

深瀬 和美(クロックワークス)

本年度もたくさんの新しい才能に触れる機会をいただき光栄でした。本年度対象の215本のすべての監督にお礼を申し上げます。

最終選考の13本を決めるまでは審査員の中で様々な議論があり、「新藤兼人賞」の意義を再認識する場となりました。『見はらし世代』の団塚唯我監督、金賞の受賞おめでとうございます。脚本の構成、映像のセンス、そこから紡ぎ出される物語がきちんと見る者の心を揺さぶる素晴らしい作品でした。そして銀賞の板橋知也監督『ひみつきちのつくりかた』、個人的には本年度いちばん、心を掴まれた作品でした。シンプルに笑って泣けるエンターテインメントを作ることは、ある種とても難しい。それを長編デビュー作で見事に成し遂げた手腕には脱帽です。ケンとミッチーの居酒屋でのシーンはとても愛おしく忘れられません。

惜しくも最終賞からは漏れましたが、『能登デモクラシー』は五百旗頭監督と滝井さんの信念がフィクションを超えるドラマを生み出していて、今年一番のドキュメンタリー作品でした。さすがです。その他の最終選考に選ばれた作品、すべての監督に唯一無二の個性がありました。皆さまが今後も大いに活躍できる映画界であるよう、私も日々精進してまいります。

吉村 知己(ヨアケ)

新藤兼人賞の審査員という重積を拝命して四年目を迎えました。毎年、同じ思いですが、これだけ新しい劇場映画が生まれる国って他にあるのでしょうか。もうそれだけで感激です。時代が変われば映画も変わる。一昨年、昨年、と、またちょっと今年は装いが違うように感じました。最終選考は13本。いつもよりちょっと多いです。それでも審査員一同、断腸の思いで縛らせて頂きました。“十三人の監督”たちは全員、間違いなく、今後のご活躍が期待される方々です。似たような映画が無く、大規模メジャー作品から小さな灯火のような映画まで…。ちょっと気になる映画がありましたら、ぜひご覧になってみてください。個人的には、映画でしかできないことに果敢に挑んだ作品が強く心に残りました。『見はらし世代』、『BAUS 映画から船出した映画館』の二作品は、とても美しい何かに触れることができたように思います。挑戦という観点では、『秒速5センチメートル』のハードルの超え方はお見事でした。そして、これからもスクリーンで出会いたい俳優たち。『恋脳Experiment』の祷キララさん、『温帯の君へ』の山下諒さんと二田絢乃さん、『ルノワール』の鈴木唯さん、『レイニー ブルー』の柳明日菜さん、『嬉々な生活』の西口千百合さん、『ひみつきちのつくりかた』のおっさんたち!!最後に、もう一つ個人的に。惜しくも最終選考に残りませんでしたが、宮森玲実監督『わたしの頭はいつもうるさい』は、監督・主演作として強烈なインパクト。自分が自分に語り続ける反復の狼煙。ここに記させて頂きます。

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2024年度

プロデューサー賞

松井 俊之

Toshiyuki Matsui

取締役株式会社FLARECREATORS

/エグゼクティブプロデューサー

『この夏の星を見る』

総合プロデューサー

映画会社、テレビ局、フリーランスを経て、現在、東映アニメーション株式会社および現職を兼務。プロデューサーとして、『ロックンロールミシン』(2002)『BALLAD 名もなき恋のうた』『花のあと』(2009)などの実写作品から、『RE:キューティーハニー(2004)『ポッピンQ』(2016)などのアニメーション作品まで、幅広く手がけている。『THE FIRSTSLAMDUNK』(2022)では第46回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞、第42回藤本賞受賞。

『この夏の星を見る』では、第35回映画祭 TAMA CINEMA FORUM 第17回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(山元環)、最優秀新進男優賞(黒川想矢)、最優秀新進女優賞(桜田ひより、中野有紗)と4冠受賞。

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【コメント】

改めましてFLARE CREATORS(フレア クリエイターズ)プロデューサーの松井俊之と申します。よろしくお願いいたします。

本日はこのような栄誉ある賞を頂戴できましてまずは選考委員の方々に本当に心から御礼申し上げます。ありがとうございます。

本作7月4日からですね、全国81館でシネコン系を中心に公開させていただきました。

ありがたいことに現在も公開中でありまして本日で公開から155日、週数で言いますと、公開22週目を迎えることができました。

本当にここまでロングランができたのは、もちろん商業映画デビュー作でありながら監督 山元環、それから脚本 森野マッシュがですね、いろんな難題をクリアして最高の作品を作り上げてくれたからだということと、その作品をですね、見て、みんながとにかくこの作品を届けなきゃいけないと、お客さんに1人でも多く1日でも長く届けなきゃいけないということで宣伝チーム、それから営業チームがですね、一丸となって、本当にお客様と向き合って、お客様とコミュニケーション取り続ける。正直、宣伝費は潤沢な宣伝費ではないので、限りある中で言うと、SNSを通してお客様とコミュニケーション取り続けようと。これはそうすれば必ず届く作品であるというふうに宣伝プロデューサーの畑間さんを中心に考えていただいて、そのことをですね、やってきた結果が、お客様が声を上げてくださって、それを聞いてまた劇場の方々がかけてくださって、ていういいループを続けてきたので、ここまでロングラン達成できたと思います。
正直言いますと、私「プロデューサー賞」ということでいただいておりますが、プロデューサーの責任としましては、やはり企画制作配給宣伝配給と全部を統括する責任全て作品に関する全ての責任を取る必要がある、ということで今回総合プロデューサーというふうにクレジットさせていただいてるんですけれど、そういう意味で申し上げますと、まだ道半ばではありますが、出資していただいたお金をリクープできておりません。そういう意味では私、プロデューサーとしての責任はまだ果たしきれていないので、あくまで今日こんな栄誉ある賞をいただいたのはですね、監督 山本環、今日ちょっと(会場に)これませんでしたけれど、これなかった理由は次回作を撮影中ということなんで、それはいいことであると、そのために彼の名刺になる作品にしたいということもあって作った作品ですので、ご容赦いただきたいんですけれど、彼もすごく自分事のように嬉しいというふうに言ってくれましたんで、本当は金賞・銀賞、私じゃなくて金賞・銀賞を取らせてあげたいという思いが一番この賞に関しては強かったんですけれど、団塚さんもそうですし、板橋さんの作品も素晴らしかったですし、最終選考に、このラインナップの中で最終選考に残していただくだけでやってきたかいがあったかなというふうに思ってますので、企画も宣伝制作も宣伝も配給業務も全てひっくるめて全てのスタッフキャストの皆さん代表して、この賞をいただいたと思ってここに立たせていただいております。本当に心から御礼申し上げます。

今後もFLARE CREATORS(フレア クリエイターズ)松井俊之よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

『この夏の星を見る』

劇場公開日:2025年7月7日

原作:辻村深月『この夏の星を見る』(角川文庫/KADOKAWA刊)

監督:山元環 脚本:森野マッシュ 音楽:haruka nakamura

主題歌「灯星」haruka nakamura+suis fromヨルシカ(Polydor Records)

FLARE CREATORS 企画 第一弾作品

総合プロデューサー:松井俊之 プロデューサー:島田薫 音楽プロデューサー:津島玄一 音楽スーパーバイザー:森田太 撮影:菅祐輔 照明:渡邊大和 録音:井村優佑 編集:瀧田隆一 熊谷夏帆 VFX Supervisor:佐伯真哉 VFX Producer:巻田勇輔 カラリスト:芳賀脩 スクリプター:万洲田千尋 美術:小林蘭 DIコーディネーター:島健太郎 DIプロデューサー:呉雪那 音楽制作:山口響子 天文監修:岡村典夫 アストロフォトグラフィー/ VFX director /天文監修:竹本宗一郎 宣伝クリエイティブプロデューサー:畑間晶太 宣伝プロモーションプロデューサー:三原知之 宣伝企画プランナー:原健介 宣伝企画:山中雄介 宣伝アートディレクター:榎本卓朗 宣伝コピー:中村直史 宣伝デザイン:佐藤和美 協力:長崎県五島市文化観光課 ロケーション協力:茨城県立土浦第三高等学校 企画協力:KADOKAWA 制作プロダクション:東映テレビ・プロダクション 配給:東映 企画:FLARE CREATORS

キャスト:桜田ひより 水沢林太郎 黒川想矢 中野有紗 早瀬憩 星乃あんな 和田庵 萩原護 秋谷郁甫 増井湖々 安達木乃 蒼井旬 松井彩葉 中原果南 工藤遥 小林涼子 上川周作 河村花 朝倉あき 清水ミチコ ビスケッティ佐竹 堀田茜 近藤芳正 岡部たかし

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2020年、コロナ禍で青春期を奪われた高校生たち。茨城の亜紗や凛久は、失われた夏を取り戻すため〈スターキャッチコンテスト〉開催を決意する。東京では孤独な中学生・真宙が、同級生の天音に巻き込まれその大会に関わることに。長崎・五島では実家の観光業に苦悩する円華が、新たな出会いを通じて空を見上げる。手作り望遠鏡で星を探す全国の学生たちが、オンライン上で画面越しに繋がり、夜空に交差した彼らの思いは、奇跡の光景をキャッチする――。

〔2025/日本/126分/カラー/シネスコ/シネマ・スコープ(1:2.35)/ドラマ/デジタル〕©2025「 この夏の星を見る」製作委員会

最新受賞結果

《2025年度 新藤兼人賞プロデューサー賞 講評》

今年度の新藤兼人賞プロデューサー賞には、株式会社FLARE CREATORS 取締役 エグゼクティブプロデューサーの松井俊之氏が選出されました。

受賞の対象となった作品は『この夏の星を見る』(山元環監督、本年度新藤兼人賞の最終候補13名にもノミネート)で、同作の総合プロデューサーを務めた松井氏は、アニメ映画『THE FIRST SLAMDUNK』(2022)のプロデューサーとして長期間携わったことで得られた多くの経験と学びを活かし、その次回作となる本作のテーマに「喪失と再生」を考えたとのこと。そんな松井氏が本作で目指したのは、コロナ禍という世界的な未曽有の危機的災害下、主人公の高校生たちは次々に日常や普通の学生生活を奪われながらも、傷つき壊れそうな状況で自分の中にある「好き」を捉えて離さず奔走し誰かと繋がれたことで見えなかった未来が再生していく青春群像劇。

松井氏は、初の劇場長編映画となる山元監督との間ではアニメーション映画的世界観を共有したとのことで、スピード感を出すコンテ、スケール感のあるレイアウト、特徴的な色調など、例えれば『君の名は。』(2016)の彗星が落ちてくるあの美しい映像のように、本作を象徴し、観客の想い出に深く刻まれる宇宙観をビジュアライズできないか、等の様々な試行錯誤の末、映像だけではなく音楽や主題歌を含め、やれることはすべてやり切ったという。

商業映画デビューとなる監督、脚本家をはじめとする多くの若手スタッフやネクストブレイク俳優たちという若き新たな挑戦者たちを束ね、前述のコンセプトを基に近年の実写日本映画の中では傑出した瑞々しい青春映画を産み落とした松井氏のプロデューサー手腕に惜しみない拍手を贈りたいと思います。

協同組合日本映画製作者協会 副理事長 豊島雅郎(アスミック・エース)

過去受賞結果

過去受賞結果

 年 度

金  賞

銀  賞

プロデューサー賞受賞者

中野量太  『湯を沸かすほどの熱い愛』

小路紘史    『ケンとカズ』

岨手由貴子 『グッド・ストライプス』

松永大司    『トイレのピエタ』

進藤淳一

天野真弓       PFFスカラシッププロデューサー

2014年

久保田直  『家路』

原桂之介    『小川町セレナーデ』

成田尚哉   『海を感じる時』

(若手監督育成に対して)

白石和彌  『凶悪』

奥谷洋一郎   『ソレイユのこどもたち』   

孫家邦     『舟を編む』

菊地美世志

蜷川実花    『ヘルタースケルター』

『BRAVE HEARTS 海猿』

赤堀雅秋  『その夜の侍 』

亀山千広     『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

『テルマエ・ロマエ』 

『ロボジー』

『終の信託』

『ライアーゲーム -再生-』

『任侠ヘルパー』

『JAPAN IN A DAY(ジャパン イン ア デイ)

塙幸成   『死にゆく妻との旅路 』

近藤明男      『エクレール・お菓子放浪記』

新藤次郎   『一枚のハガキ』 

2010

呉美保   『オカンの嫁入り』

吉田恵輔      『さんかく』

桂壮三郎   『アンダンテ~稲の旋律~』

若松孝二   『キャタピラー』

2009

沖田修一  『南極料理人』

田口トモロヲ『色即ぜねれいしょん』

安田匡裕    『ディア・ドクター』

2008

小林聖太郎 『かぞくのひけつ』

森義隆   『ひゃくはち』

中沢敏明   『おくりびと』

本木雅弘

2007

佐藤祐市  『キサラギ 』

中村義洋    『アヒルと鴨のコインロッカー』

桝井省志   『それでもボクはやってない』

2006

マキノ雅彦 『寝ずの番』 

荻上直子   『かもめ食堂』 

渡辺謙   『明日の記憶』

2005

宮藤官九郎 『真夜中の弥次さん喜多さん』

内田けんじ 『運命じゃない人』

李鳳宇    『パッチギ!』 

2004

土井裕泰  『いま、会いにゆきます』

佐々部清  『チルソクの夏』『半落ち』

2003

李相日   『BORDER LINE』

竹下昌男   『ジャンプ』 

2002

橋口亮輔  『ハッシュ!』

西川美和      『蛇イチゴ』 

2001年

新藤風   『LOVE/JUICE』

北村龍平     『VERSUS』 

2000年

中江裕司  『ナビィの恋』

合津直枝      『落下する夕方』 

1999年

けんもち聡 『いつものように』

1998年

荒井晴彦  『身も心も』

1997年

松井久子  『ユキエ』

1996年

是枝裕和  『幻の光』  

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